託児所と保育所の違い

託児所と保育所の違い

- 概要 -

託児所はその事業所に勤務、利用している人が子供を預けられる、事業所内の保育園で、「一時預かり」の意味合いが強い。一方、保育所は独立した施設で、基本的に誰でも応募可能な保育園であり、養護とともに教育機関の機能も担う。

- 詳しい解説 -

託児所は会社や事業所に設置されている保育所のことである。事業所内保育所とも呼ばれる。託児所に子供を預けることが出来るのは基本的に、その企業に勤務している、またはその企業を利用する場合である。勤務する場合は一般的な保育園と同様に一定時間、または一定期間預けることになるが、託児所では数時間・数日間だけなどの、「一時的な養護」である意味合いが強い。

一方、保育所は独立した施設として設けられているところが多く、「養護」のほかに「発達段階に応じた教育」も請け負っている。保育園に子供を預けられるのは、健康上の理由や、仕事などで面倒をみる時間を取ることが困難な家庭などが優先される。そのため、「慣らし保育」などを除き、基本的には一時的なものではなく、通年で保護者の仕事が終わるまでの時間の預かりが一般的である。

つまり、両者の主な違いは「事業所内か、独立か」、「利用条件の有無」、「預かり時間が一時的か否か」、また「教育を含む養護であるか否か」の点である。

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