貨幣と通貨の違い

貨幣と通貨の違い

- 概要 -

貨幣とは物品などの価値を数値化することのできる、流通の媒体となるもので、国や時代に関係なく、一般に「お金全般」と認識されているものである。通貨は貨幣の中でも、その国・その時代ごとに定められ、最も使われている貨幣のことである。

- 詳しい解説 -

貨幣とは国や地域、または時代に関係なく、「お金」として認識、使用されていた(されている)硬貨や紙幣全般のことである。現代社会においては、様々な物品を手に入れるための媒体などとして利用されている。また物々交換ではなく、貨幣があることによって、物品の価値を数値化することが出来、相対的に比較することなどが可能となる。

一方、通貨は特定の社会の中で広く使われる貨幣のことである。その国や地域、または時代や社会情勢などによって、単位や「円」「ドル」「ユーロ」などの名称が変わることもある。

通貨は「その国に流通している貨幣」と言えるが、貨幣は必ずしも「その国の通貨」とは言えない。例えるならば、日本人の目線から、「円もドルも貨幣(単にお金)」ではあるが、「円もドルも(両方が)通貨ではない」ということである。
つまり、通貨は貨幣の一部ということが言える。

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