血液と体液の違い
- 概要 -
体液は生物学的枠組みでは血液・リンパ液・組織液の3つで構成されている。つまり血液は体液の一つであって、血液イコール体液ではあるが、体液イコール血液とは限らない。
- 詳しい解説 -
血液は赤血球・白血球・血小板の有形成分と血しょうという無形成分からなる。それぞれ有形成分45%、無形成分が55%という割合である。血液の働きは栄養や酸素を全身に届け、二酸化炭素と老廃物を回収することで、血液のある場所は血管の中となる。
体液は生物学的な分類ならば、「血液・リンパ液・組織液」の3つのみで、循環器系の内部に満たされている物のみを示す。しかし一般的には「生体から分泌される液体状のものすべて」が体液と認識されていることが多い。すなわち、上記3つの他に、唾液・精液・汗・鼻水・尿なども含めて体液と認識されている。
つまり、血液は体液の中の一つである。その存在場所も血液は血管内、体液はその他細胞や臓器内など範囲が違い、それゆえ役割も様々である。
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