霧と煙の違い

霧と煙の違い

- 概要 -

霧は空気中の水分の状態変化によって発生するので、水と大気で出来ている。煙は物質が燃えるという化学変化によって発生するので、大気のほか、二酸化炭素や化学物質で出来ている。

- 詳しい解説 -

霧は空気が冷やされて、空気中に含まれていた水の粒が結合して見える状態になったもの。成分は空気と水である。そのため吸い込んでも影響はない。雲と発生する原理と性質はほとんど同じで場所が地上か上空かの違いである。水蒸気と混同されるが、水分が目に見えないほど小さい水蒸気は気体で、水分が白く見える状態の霧は、準液体とされている。

煙は何かが燃えることによって発生する気体。炭素の微粒子や大量の二酸化炭素、その他の化学物質が気体中に含まれる。そのため、それを吸い込むと人体に影響が出る場合がある。

つまり、成分が水で準液体、状態変化によって発生したのが霧です、吸い込んでも体に害はない。成分が二酸化炭素や化学物質などの気体で、化学変化によって発生したのが煙で、吸い込むと体に多少の害がある。

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