独立行政法人と財団法人の違い
- 概要 -
独立行政法人は国の事業を独立させた法人である。必要資金が国から交付される。財団法人は任意の財団を法人化させたものであり、それゆえに資金は個人や法人などから集められている。
- 詳しい解説 -
独立行政法人はもともと国の事業として国家公務員が行っていた業務を、一つの法人として独立させた法人化したものである。その目的は国の財政的な負担を軽減し、実施事業を効率化することである。業務を完全に民間に委託してしまうと、撤退などによって必要不可欠な業務が行われなくなってしまう可能性があるため、運営費などの必要な資金は国から交付される。国公立大学や国立病院、研究機関などが含まれている。天下り先になると問題視されている団体でもある。
財団法人も独立行政法人のように公益を目的とした事業を行う非営利団体であるが、資金は個人や法人から集められた財産が基本金となる。病気の予防に関する団体や健康増進に関する団体などがこれに属している。
つまり、両者の最大の違いは資金源である。
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