暖炉と薪ストーブの違い
- 概要 -
暖炉は壁に埋め込まれた暖房器具で、暖炉の前方のみ温まる。薪ストーブは室内の任意の場所に設置できる暖房器具で、ストーブも周り全方向に放熱出来る。
- 詳しい解説 -
暖炉は壁に埋め込まれた形で設置されている暖房器具である。薪を燃やして、その熱で部屋を暖める。熱が暖炉の前一方向にしか行かないため、部屋全体を温めるのは難しい。室外に煙突があり、煙を排出する構造が一般的である(近年では煙突のないものや壁に埋め込まれていないものも登場している)。暖炉の中に鍋を置くなどして調理することも出来る。
薪ストーブは金属で出来た箱型や円柱型のストーブを、排煙しやすい任意の場所に設置し、薪を燃やして、その熱で部屋を暖める暖房器具である。ストーブの前後左右と上方に熱が満遍なく発せられるため、設置場所次第で部屋全体を温めることが出来る。また扉がついているため、その開閉で空気の調節が可能である。室内に煙突となるパイプがある。ストーブの中だけでなく、その上に調理器具を置くことも出来る。
どちらも 薪を燃やして暖を取るが、放熱の方向や空気を調節できることから、薪ストーブの方が効率よく室内を温めることが出来る。
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