エアコンとヒートポンプの違い
- 概要 -
ヒートポンプとは空気の温度を交換するシステムのこと。それを搭載している冷暖房両方揃った空調がエアコンで、搭載していないエアコンは厳密にはクーラーである。
- 詳しい解説 -
熱には高いところから低いところへ移動するという性質がある。それを利用したシステムがヒートポンプである。ヒートポンプの中には冷媒という物質が満たされていて、冷媒は空気中にある熱を集めてくれる性質を持っており、その冷媒が熱交換器とよばれる機械を通って冷たい空気を温かく、または熱い空気を冷たくする。このようにして空気の温度をコントロールする。このシステムは冷蔵庫や洗濯乾燥機などにも利用されている。
空調にはヒートポンプシステムは使われているものとそうでないものがある。ヒートポンプシステムがなく「高いところから低いところへ移動するという性質」だけの空調の場合、室内の熱い空気を外へ出す”冷房”のみで、冬には寒くて使うことが出来ない。つまりこれがクーラーである。ヒートポンプシステムはその逆も可能なので、ヒートポンプ搭載のエアコンは暖房も可能である。
つまり、ヒートポンプは「システム」、エアコンはそのシステムを搭載した「電化製品」である。
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