世界初の広告は3000年前のエジプトではじまった
新聞に折り込まれていたり、ポストに投函されたり。現代人の生活と密接に関係している「広告」ですが、人類史上初の広告はどこで誰が書いたのでしょうか。
それは今から3000年も昔のエジプトです。織機屋のハプーなる人物が、自分の店から逃げ出した奴隷を探すために尋ね人広告を出したのでした。奴隷をつれ戻してくれた人にはお礼をすると書き、最後にはちゃっかり自分の店を宣伝しています。尋ね人について書き、最後に「ハプーの店は皆様のご要望に合わせ、最高の布を作ります」と書き添えられています。
日本で最初の広告は8世紀初めに出たとされています。平城京遺跡から逃げた馬を探してほしいと言う木簡が出土しています。
また、この時代、店ごとに玄関先には「標」という木の札を吊るし、そこに店で取り扱っている商品を書いていました。これが現在の看板の始まりです。