年賀状の起源と由来〜年賀状の歴史
年賀状が広まったのは明治時代以降のことです。それより以前は郵便制度がなかったため、年賀状を送る風習はありませんでした。ただし、一部の裕福な武士や商人に限っては、年始の挨拶をしたためた書状を飛脚に託し、挨拶に出向けないような遠くに住む人へ年始の挨拶をしたといいます。
1873年に明治政府が郵便はがきを発売してから、この風習が一般に広まりました。年賀はがきは料金も安く、一般庶民でも気軽に送れるようになったのです。ちなみに、現代のように12月中に送った年賀状が元旦に配達されるようになったのは、1906年からのことです。
年賀状を送り合う風習は随分と昔からありそうなものですが、意外と最近になって広まった風習だったのです。