13歳の時に書き始めたアンネ・フランクのアンネの日記
ナチスドイツによるユダヤ人の迫害を知る重要な資料として、ユダヤ人の少女・アンネ・フランクが描いた「アンネの日記」は貴重な資料となっています。アンネが日記を書き始めたきっかけは、アンネが両親から、誕生日プレゼントとして日記帳を贈られたことでした。アンネは13歳の誕生日である1942年6月13日から書きはじめられています。
アンネの誕生日は、アンネの一家が迫害から逃れるためにドイツからアムステルダムに逃れて、隠れ家に移る直前のことでした。これ以降から、アンネが密告によって連行されるまでの2年間にわたって、アンネの日記は隠れ家生活のことや、隠れ家生活という異常な環境下で思春期を迎える心の軌跡を綴っています。