インドネシアとモナコ公国の国旗は同じ(違いはない)
国旗というものは国ごとに違うものであって当然です。国旗の制定の背景には、国ごとの歴史や民族性が背景にあるからです。しかし、全く同じ国旗の国があるのをご存知ですか?それはモナコ公国とインドネシアです。
国旗のデザインは上半分が赤、下半分が白のツートンカラーです。色合いや割合が少しでも違うならば見分けがつくのですが、色合いも割合も全く同じです。2つの国旗を並べたならば、全く区別がつかないことでしょう。
モナコ公国の国旗は1818年に制定されました。13世紀以降にその土地を支配してきたグリマルディ公家の色が由来となっています。一方インドネシア国旗は、1945年に独立した時に制定されました。インドネシアでは赤は勇気、白は潔白を意味するものとしてこの2色が使われました。
全く同じ国旗は問題ではないかということで、両国では何度か話し合いが持たれましたが、どちらも意味があって成り立った国旗であるので、どちらも譲らず、話し合いは解決には繋がりませんでした。