なぜ?エアバッグが膨らむ仕組み
車で事故を起こした時、エアバッグが人体を守ってくれます。エアバッグが無ければ大けがをしていた状況でも、エアバッグによって救われるケースが少なくないのです。
エアバッグを膨らませる空気は車のどこかに内蔵されていて注入されると言うのではなく、エアバッグ内にあらかじめガス発生剤が含まれているのです。
エアバッグを作動させるのは衝撃センサーですが、これは衝突によって反応するのではなく、衝撃前の急な減速によって反応します。つまり衝突しそうな時に急ブレーキを踏むと、「減速G」という重力が前方に働きます。減速Gの影響で人体は前方に投げ出されますが、減速Gを感知したエアバッグはガス発生剤と酸化剤を混ぜることで0.03秒の速さで膨らみ、人体を守ってくれるのです。