車の車検期間が新車で3年、それ以降が2年の理由

自動車の車検費用というのは非常に高いものです。新車で３年、それ以降は２年おきに車検を受ける必要があると規定されていますが、「安全のため」という名目です。しかし「故障しにくさは世界一」とも言われる日本の自動車で、このペースでの車検はやり過ぎではないかとも思います。

これは昔の陋習としか言いようのない物です。車検が義務付けられたのは昭和２６年のことであり、このとき２年に１回の車検が義務付けられましたが、当時の日本の自動車技術は非常に低かったため、自動車の部品の耐久性も２〜４年でした。つまりこの当時は２年に１回の車検は理にかなっていたのです。

しかしそれから半世紀以上もたった今、日本の自動車は世界一壊れにくいとも言われるようになりました。欧米でさえ日本のように車検期間は短くないと言うのに、古い法律がまかり通っているとはおかしな話です。