カタログのアナログ時計の時間設定は約10時10分

時計のカタログをみると、どのアナログ時計も10時10分を指しています。正確には10時10分ではなく、10時9分前後を指しており、正確な時間がメーカーごとに決まっています。たとえばセイコーならば10時8分42秒、カシオならば10時8分36秒という風です。こういうふうに決まっているのにはいくつかの理由があります。

一つ目の理由は、時計の見た目が最もバランスのよい針の配置になること、二つ目の理由は、針を重ねてしまうとその時計に何本の針があるかわからないから、三つ目の理由はブランドのロゴを隠したくないからという理由からです。

もちろん、アナログ時計でこれだけ細かい規定があるのですから、デジタル時計にも当然表示時間の規定があります。セイコーが10時8分59秒、カシオが10時58分50秒です。なぜ、セイコーがアナログと同じ42秒にしなかったかと言うと、「42」は「死に」であり縁起が悪いイメージを与えるからという理由からです。