なぜ?同じ道なのに行きよりも帰りのほうが短く感じる理由
始めて通る道というのは、いつも通る道にくらべて、同じ距離であっても遠く感じるものです。そして帰りには同じ道でもずっと近く感じます。これはどうしてでしょうか。
こんな実験があります。被験者にパリの街並みを見せるのですが、まったく同じ距離内で2通りの見せ方をします。一方は写真を多めにして見せるのです。こうしたところ、枚数の負い時の方が被験者は時間が長く感じられたのです。
この実験結果から、始めて行く道というのは好奇心からいろいろな店の看板や風景など、あっちこっちをみながら行くものです。これによって時間が長く感じられているのです。一方、帰り道やいつも通っている道は、初めて通る時よりも少ない風景しか見ないため、近く感じられるのです。