蚊取り線香が渦巻き型の理由と作り方

蚊取り線香が渦巻き型の理由と作り方


日本の夏の風物詩といえば蚊取り線香ですが、この蚊取り線香はなぜ渦巻型をしているのでしょうか。発明当初の蚊取り線香は普通の線香のように棒状だったのですが、棒状だとすぐ燃え尽きてしまい、一晩中はもちません。そこで考案されたのが渦巻型の蚊取り線香でした。

昔は職人が一本ごとに型に巻き付けて作っていたのですが、今ではまず円盤状につくり、それを型抜き機で渦巻状に抜くという方法でつくられています。市販の蚊取り線香を買うと、2つの対象の形になった蚊取り線香が組み合わさって封入されていますが、これは1枚の円盤を切り抜いて作ったからです。この方法で作ると、渦巻状に作れるのみではなく、一度に2枚の蚊取り線香を作ることが出来るため、作業効率も良くなったのでした。