「切る」が禁句の結婚式でウエディングケーキを切る
結婚披露宴では、「切る」や「切れる」といった言葉は禁句とされています。折角新郎新婦が結ばれる式であるのに、そういった言葉は縁起が悪いからです。しかし、ウェディングケーキは平気で切ります。その際には「切る」や「切り分ける」といった言葉は使わずに、あえて「入刀」という言葉を使い、さらに「人生を切り開く」という解釈がなされています。少々都合のいい解釈にも感じられます。
ケーキカットのルーツは外国にあります。もともとは新郎新婦がビスケットを配っていたのを原形として、アメリカで始まったものでした。これにヒントを得たフランスのケーキ業界が、新郎新婦がケーキを切り分けて出席者に配るというアイデアを広めたのが始まりです。