猫がいろんな色(ガラ)の子猫を産む理由
猫は一回の出産で3〜5匹の子供を産みますが、その子猫は全て色が違い、実に色取りどりの家族構成になることが知られています。本来ならば母猫と父猫の間に生まれる子猫は、一定の色を持っているはずが、なぜこのように色とりどりとなるのでしょうか。
これは、猫の交尾に秘密があります。春先などに発情期を迎えると、メス猫は何匹ものオス猫と交尾をします。オス猫のペニスには突起物があってメス猫の性器を刺激して排卵を促すため、メス猫は交尾のたびに排卵をしているのです。このため、メス猫の中では複数のオス猫の精子とメス猫の卵子が結びついていることがわかります。
したがって、メス猫が一回に出産する子猫が全て父親が違う事もあり得るため、色とりどりの子猫が生まれるのです。