奈良のシカはどうやって数えているか〜シカの数え方
奈良のシカの数は、毎年10月のシカの角切り行事に際して発表されていますが、動き回るシカをどうやって数えているのか気になりませんか?
これは、鹿愛護会という組織の有志約30人が、目で確認して数えています。数え方は、まず公園を数ブロックに分けて、数人ずつで用紙に「正」の字を書きこみながらブロック内のシカを数えていきます。最終的にブロックごとの頭数を合計したものが総頭数となります。
ただし、昼間はシカの動きが活発で上手く数えるのが難しいため、まだ動きの鈍い夜明けにこの作業が行われます。また、人間の目で行うため数え間違いは当然起きてしまいます。そのため、翌日も同じ方法で数えて、2回の平均を総頭数とします。