麻薬探知犬の訓練方法
「麻薬探知犬は麻薬中毒だから麻薬を探しだす能力がある」ということを聞いたことがあるかと思います。しかしこれは嘘です。
麻薬探知犬は、ハンドラーという税関職員とペアを組みます。訓練の時、パンドラーはダミーというタオルを堅く巻いたもので犬と遊びます。こうするうちに、犬はダミーを見つけるという事を遊びと思い、ダミーを見つけたらハンドラーが褒めてくれると言う事を覚えます。次の段階で、ダミーに麻薬の臭いをつけて遊ぶようにすると、犬は麻薬の臭いのするものを見つけることを遊びと思い、これを見つけるとハンドラーが褒めてくれると思います。やがて犬はほめられたい気持ちで麻薬を探すようになり、こうして麻薬探知犬が生まれるのです。
ちなみに麻薬探知犬には、麻薬の入った荷物をひっかいて知らせるアグレッシブドッグと、麻薬の隠されたところに座って知らせるパッシブドッグの2種類がいます。