スカンクが悪臭を放つオナラは実は分泌液
スカンクは敵に襲われた時、強烈な悪臭を撒き散らして抵抗します。その臭いはすさまじく、猛獣でも耐えられずに逃げてしまうほどです。一般的にはこれはオナラと思われていますが、実際にはオナラではなく肛門腺からの分泌液です。スカンクが身に危険を感じると、この分泌液を4メートルくらい飛ばします。これが目に入ると激痛と視覚障害に落ちいり、どんな猛獣も二度とスカンクを襲わなくなるのです。
当のスカンクたちはこの分泌液に抵抗を感じず、むしろいいニオイとさえ思っています。その証拠に、スカンクのオスとメスが交尾をするときには、双方が分泌液を出し合って、その臭いに興奮して行くのです。
また、嗅覚の鈍い鳥類にはこの分泌液が効きません。そのため、スカンクは猛禽類にとって捕食対象となっています。