水鳥は冬でも水の中にいるけど寒くないのか?
水鳥は一年中水の中に入っています。冬などは寒くないのだろうかと心配になるほどですが、実際のところはどうなのでしょうか。
水鳥に限らず、鳥は冷たさをほとんど感じない体になっているのです。鳥は一つの体に二つの体温を持っています。つまり、体内の温度と、露出部分の温度です。鳥の体では、動脈と静脈を網状に絡ませ、熱交換をすることで低い体温と高い体温を作りだしているのです。
高い温度は体全体の温度であり、40度くらいを保っています。人間と比べるとかなりの高温だと言えます。そして、足などの外部に露出しており、水と直接触れ合うところの体温は水と同じくらいの非常に低い体温を保っているので、水鳥は水に入っていても冷たさを感じないのです。