毎日卵を産むニワトリの産卵期はいつ?
ニワトリは毎日毎日、一日に一個のペースで卵を産んで、我々の食卓にとどきます。しかし、これはニワトリがビジネス用に改良されたためであり、本来のニワトリには産卵期がありました。
ニワトリはキジ科の鳥なので、昔は春に卵を産んでいました。しかし人間が卵の生産性を上げるために品種改良を重ね、あの手この手で卵を産ませるようにしたのです。養鶏場では電灯の光でニワトリの脳下垂体を刺激し、性腺刺激ホルモンの分泌を促し産卵を促進するなどの方法もとられています。これを繰り返すうちにニワトリたちは本来の産卵期を忘れて、毎日卵を産むようになったのです。
ちなみに、かわいそうなことですが、卵を産むペースが落ちたニワトリはすぐにゲージから出され、食肉にされてしまいます。一個の卵、一切れの肉にニワトリの恩恵を感じながら食事をしたいものです。