草食動物が睡眠をとるときは風向きを気にしている
草食動物は、肉食動物から身を守るため、寝る時に工夫していることがあります。それは、風下に寝て、顔は風下に向けて寝ると言う事です。
草食動物は嗅覚が発達しています。風下に寝ることで、肉食動物が近づいている時に、風に乗ってきた臭いや音を感知することで危険を察知します。
しかし、肉食動物もこれを知っているので、風下から草食動物を襲う事で、臭いや音によって気付かれる可能性を最小限に抑えるようにしています。草食動物が臭いや音に敏感なことを知っているのです。
草食動物のほうでも、肉食動物のこういった習性を知っているため、風下を向いて寝ることで、肉食動物の接近をいち早く感知できるように注意を払っているのです。