重傷と軽傷の違いはどのように定義されているか

重傷と軽傷の違いはどのように定義されているか

怪我の程度は「重症」「軽症」という言葉を使って表します。言葉の上のみでは大変な差があるようにも思えますが、何を基準にこう使い分けているのかというのは意外に知られていません。このふたつの言葉は怪我の場合には明確な区別がされています。

すなわち、傷が完治するまでに30日未満の治療で完治する怪我の程度を「軽症」といい、傷が完治するまでに30日以上を要する怪我の程度を「重症」というのです。

では完治するまでにかかる日数が30日前後と診断された場合には「軽症」と「重症」のどちらの言葉が適用されるのでしょうか?冒頭では明確な区別がなされていると書きましたが、この場合には非常に曖昧となっています。はっきりと決まってはいません。

ちなみに怪我でなくやけどの場合には、やけどの場所、やけどの広さ、やけどの深度等によって「重症」「軽症」の判断がなされます。