冷湿布と温湿布の違いと使い分け方
湿布薬には「冷湿布」と「温湿布」の2種類の湿布が売られていますが、これはどうやって使い分けるのが正しいのでしょうか。これは単純に、患部を冷やす必要のある場合には冷湿布を使い、患部を温める必要のある場合には温湿布を用いるのです。
患部を冷やす必要があるのは炎症をおこしているときです。打ち身、捻挫、肉離れなどの外傷性の痛みは、筋肉や靭帯が炎症をおこしているため、冷やすのが最適です。一方肩こり、腰痛、筋肉痛などの慢性的な痛みは血行障害が原因で起こっていることが多いため、温湿布で温めて血液の循環をよくするのがよいでしょう。
ちなみに肩こりや腰痛が悪化し、患部が腫れたり、熱を持っている場合には炎症をおこしているので、冷湿布で冷やすようにしましょう。