「岳」と「山」の違い
山の名前には「岳」という漢字がついて○○岳と呼ばれるものと、「山」という漢字がついて○○山と呼ばれるものの2通りがありますが、このふたつにはどのようなちがいがあるのでしょうか。
辞書を用いて調べてみると、「岳」は「高く大きな山」とされています。そして「山」は「火山作用、浸食作用、造山作用等によって地表に著しく突起した部分」と書かれています。これを見るかぎり、「岳」は一般的な「山」より高い存在であると言う事が分かります。
実際に調べてみると、富士山は例外的に富士「岳」ではなく富士「山」とよばれますが、それ以外の2〜10位の標高を持つ山には全て「岳」という漢字があてられています。例えば槍ヶ岳、駒ヶ岳などがそれにあたります。辞書に書かれている通りの結果を見ることが出来ました。
ただし、この法則は登山家には通用しません。登山家たちは、岩場の多い山の事を「岳」と呼ぶからです。