果物と野菜を区別する定義と違い

果物と野菜を区別する定義と違い

スイカが野菜と分類されたり果物コーナーにならんだりするように、その分類があいまいな食品もあるものです。そもそも果物と野菜に明確な違いがあるのでしょうか。

定義としては明確な違いがあります。例えば行政上では、茎やつるなどの草本性植物が野菜であり、樹木になるものを果物と分けています。実際に地方自治体の生産量調査などでは、スイカやメロンは野菜に分類されていることが少なくないです。

しかし実際には、この定義は非常にあいまいなものです。例えば広辞苑では「草木の果実の食用となるもの」が果物とされており、「生食または調理しておもに副食とされる草本作物の総称」とされています。JAでは実だけを食べるのは野菜であり、茎や葉など、植物の色々な部位を食べるのが野菜とされています。 

最近ではフルーツトマトの出現や、サラダ用果物の登場などによって、その境界は更に狭くなってきています。