ゴボウは世界で日本人しか食べない野菜
世界では日本人しか食べない食べ物があります。それはゴボウです。きんぴらにしたり、豚汁の具になったりと、日本人には大変なじみ深い野菜ですが、ゴボウは世界では見向きもされない野菜なのです。
ゴボウに含まれる独特の香りとえぐみが、海外の人には受け入れがたい味だと感じられるそうです。日本へゴボウを輸出している中国の山東省の人たちでさえ、ゴボウを習慣的に食べることはないのです。大東亜戦争中に、アメリカ人捕虜に対して、捕虜収容所の日本人責任者が、親切心からアメリカ人にゴボウを食べさせたところ、戦後の裁判で「捕虜に木の根っこをたべさせた」として罪に問われたこともありました。それほど受け入れられていない野菜なのです。
しかし最近では少しずつ海外でも食べられるようになってきていると言います。食物繊維が豊富で便秘解消に役立ち、大腸がんの予防にもいいとされるゴボウの健康効果がすこしずつ認められてきたのです。