ウインナーは羊の小腸、フランクフルトは豚の小腸を使ている
ソーセージという食品は、ミンチした牛や豚の肉に調味料とスパイスを混ぜ、腸に詰めて作られるものです。焼いたりゆでたりして食べます。噛むとプチっという食感と共に肉汁が溢れ、肉のうまみが口いっぱいに広がります。非常に美味で多くの人に好まれます。
ソーセージの別名をウインナーともフランクフルトとも言いますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。これは地名が名称の差を生み出しました。つまり、ウインナーはオーストリアのウィーンのことであり、フランクフルトはドイツの都市のことです。ほかにもボロニアソーセージなどがありますが、ボロニアはイタリアの地名であります。それぞれ産地によって名称が変わっているのです。
日本で作られたソーセージにもウインナーやフランクフルトの別がありますが、これは製法によって呼称が変わります。つまり、羊の小腸を使えばウインナー、豚の小腸を使えばフランクフルト、牛の小腸を使えばボロニアです。
しかし現在では人工の皮が使われているため、ソーセージの太さで呼称を変えています。20ミリ未満はウインナー、20〜36ミリがフランクフルト、36ミリ以上がボロニアとされています。