ポテトチップスの歴史と由来
国民的な御菓子ともいえるポテトチップスですが、アメリカ生まれのこのお菓子を日本に持ち込んだのは日系二世の浜田音四郎でした。「ポテトチップスの父」とよばれる彼は、戦前はハワイでポテトチップス製造に携わり、終戦後に日本に移住してアメリカン・ポテトチップスという工場を設立するとポテトチップスの製造を開始しました。そこで誕生したのが「フラ印」のポテトチップスでした。
フラ印のポテトチップスは米軍相手に販売され、アメリカ製ポテトチップスをしのぐ大ヒットを記録しました。しかし浜田は「日本中にポテトチップスが広まってほしい」という願いを持って特許を出願しなかったため、日本で様々なメーカーがポテトチップス製造に乗り出しました。こうして日本国内ではポテトチップスが広まったのでした。