外国人がシャワーだけでお風呂に入らない理由
欧米人の入浴方法は、主にシャワーです。浴槽に浸かってゆっくり過ごすことは習慣としてはありません。これは、欧米人が風呂ぎらいというわけではなく、古代ローマでは大衆浴場が非常に好まれていました。昔の西欧人は浴槽に浸かることが大好きだったのです。
しかし、キリスト教が浸透するにしたがって、多くの人が禁欲的な生活を強いられることとなりました。このことで快楽的な様々なことがタブーとなりましたが、そのうちの一つが「浴槽に浸かってリラックスすること」だったのです。同時に、全身を湯に浸すことは健康に悪いともされていました。
このことによって、欧米人にとって「浴槽に浸かることは悪である」という概念が刷り込まれ、シャワーが当たり前になったのです。