なぜ?鈴木という名前が多い理由

なぜ?鈴木という名前が多い理由

日本人の姓で一番多いのはなにかということを調査した時、「鈴木」という姓が一位になることが多いですが、これはなぜでしょうか。

「鈴木」という姓は中世にできた姓で、もとは「すすき」と読んでいました。昔の日本では、刈り取った稲を田んぼに積み上げ、その上に棒を立てて神様に五穀豊穣を感謝するという神事が行われていたのですが、その時の棒を「すすき」と呼んだのでした。

熊野神社ではこれに倣い、「鈴木」という姓を名乗り始めたため、当時日本人の間で広まっていた熊野信仰の影響で、鈴木姓が庶民の間に広まったのです。

つまり、「鈴木」という姓は五穀豊穣を願う、日本人という農耕民族の気持ちから広まった姓であるといえます。