鉄線入りガラスの作り方
窓ガラスには鉄線入りのものがあります。これは防火対策として考案されたガラスです。
火事が起こった際、ガラスは熱に弱いため、火事の熱によってガラスが溶けて被害が広がることがあります。しかし、ガラスの中に鉄線が入っていると、溶けたガラスが鉄線にまとわりつき、溶け落ちるのを遅らせることが出来るようになります。
作り方には2通りあります。一つめは、熱されたガラスの中に鉄線を入れて冷却すると言うものです。しかしこの方法では、鉄線が一方に偏ってしまう事が多く、あまりいい方法ではありませんでした。
そこで、開発された二つ目の方法は、ガラスとガラスの間に鉄線を入れて接着すると言うものです。今ではほとんどの場合この方法で作られています。