なぜ?門松の竹が斜めに切ってある理由
門松には、斜めに切った竹が使われますが、これにはいくつかの説があります。
一説には、これを始めたのは徳川家康であるとされています。家康が浜松城で正月を迎えた時に、弾丸よけの竹を使って門松にしたといいます。
この他にも家康にちなんだ説があり、こちらは武田家と関連付けられた説です。あるとき、武田信玄から徳川家康に俳句が送られてきました。その俳句には「松枯れて竹たくひなくあしたかな」というものであり、家康は「松枯れて」を松平(後の徳川)の松と解釈し、同時に竹を武田家を表す俳句であると解釈して不快に思いました。そこで家康は、「松枯れで竹だくびなくあしたかな」という俳句を送り返しました。「竹だくびなく」は「武田首なく」ということです。
そして、松飾りに竹を斜めに切ったものを添えた門松が誕生したとされます。