3,000メートル障害という陸上競技のルーツ

3,000メートル障害という陸上競技のルーツ

3000メートル障害という陸上トラック競技がありますが、この競技はハードルと水壕を飛び越えながら3000メートルを走ると言う競技です。この競技のルーツがおもしろい。

この競技の始まりは、イギリスの学生の競馬競技でした。1850年秋、学生による競馬障害レースが開催されました。2マイル(3219メートル)のなかに24か所の障害物があり、これを飛び越えていく競技です。このレースで一人の学生が落馬して失格しました。悔しく思った彼は、

「次は二本の足で勝負だ!」

と啖呵をきったところ、これがおもしろそうだと言う事になり、翌日同じコースで学生たちが自分の足で走って競争したのです。これが大きな反響を受け、今日の3000メートル障害として正式の陸上競技の仲間入りをしたのでした。