記録のために二塁から一塁へ逆盗塁した選手がいた
1910年と言えばアメリカのプロ野球・大リーグの草創期ですが、そのころに「逆盗塁」がされるという珍事件がおきました。逆盗塁とは、三塁から二塁へ、あるいは二塁から一塁へ戻ることです。
ある試合で、盗塁の記録がかかっていた選手が一塁から二塁へと盗塁をしました。そのあと二塁から三塁へと盗塁しようとしたのですが、三塁にはすでにランナーがいたので、二塁から再び一塁へと走ったのです。相手チームもこのようなことが起ころうとは思っていなかったので、セーフとなりました。そして彼は再び一塁から二塁へ盗塁をして合計三盗塁の記録となりました。
当時は逆盗塁についての規定がなかったので記録となりましたが、今ではルールブックに逆盗塁はアウトになることが明記されています。