スケートリンクの氷の作り方
スケートリンクを作る時には、水道水では作りません。水道水よりもずっと純度を高めた水で作られています。なぜなら、水道水には不純物が多いため、氷の隙間に不純物が入り込むことで氷がもろくなってしまうからです。もろい氷ではスケート選手の走りに耐えられません。例えば長野五輪のときには、水道水よりも20倍の純度の水をイオン交換樹脂を用いて作り、その水でスケートリンクに氷を張りました。
スケートリンクの作り方は、純度の高い水を50度くらいませ温めて、霧状にしてリンクに撒きます。そして冷却材で一気に冷却します。これで0.6センチくらいの氷の層が出来ます。これを5〜6回繰り返すことで厚さ3〜4センチのリンクを作ることが出来ます。
ちなみに、50度くらいまで温める理由は、前に張った氷の表面を溶かして新しい氷をしっかり接着するためです。