野球のエースという名前の由来・語源
プロ野球で、チームの大黒柱的存在の選手を「エース」と呼びます。この呼称でよく勘違いされるのが「トランプのA(エース)から取っているのだろう」というもの。トランプのゲームでAは大変強いカードで戦略上重要なカードであるため、こう言った勘違いが生じたのでしょう。
しかし、「エース」の呼称は実は人名です。1860年代に、アーリー・ブレイナードという選手がいました。非常に優れた投手で、当時の大リーグの年間ゲーム数である65試合中64試合で勝ち星を挙げたり、1869年には65試全試合に登板したような伝説の投手です。
このアーリーの相性が「エイサ」だったため、チームの頼りになる選手を「エイサのような選手」と呼ぶようになり、それが訛ってエーサ、エースと変化したのでした。