相撲〜まげをつかんだら反則負けになるが相手に金星はつかない
2003年、大相撲七月場所、大相撲史上類を見ない大事件が起きました。横綱の反則負けです。この試合は朝青龍と旭鷲山の試合でした。横綱の朝青龍が旭鷲山の髷をつかんで反則負けになったのです。
日本相撲協会は悩みました。旭鷲山に金星を挙げるかどうかです。結局旭鷲山に金星は与えられませんでした。横綱の反則負けは前例がなかったことや、色々と複雑な事情もあったのでしょうが、旭鷲山はがっかりしたのではないでしょうか。
十両以上の力士には本場所ごとに報奨金が支払われるほか、金星一個で4万円のボーナスが支給されるのです。関取でいる限りは毎場所ごとに報奨金が支給され、金星でボーナスを加算していくと言うシステムになっています。
ちなみに、不戦勝も金星にはなりません。やはり試合で対戦相手を技で倒してこそ、初めて金星がもらえるのです。