電車の人身事故は警察が来るまでは駅員が処理する
交通事故で負傷者や死人が出た場合には、負傷者の救助や死体の収容はすべて警察が行います。しかし電車で人身事故が起きた場合には、人身事故現場の処理は運転士や駅員が行います。
もちろん警察も駆けつけてきますが、それよりも速く駅員たちが処理してしまいます。車内の乗客のことを第一に考え、一刻も早く走りださなければならないからです。遺体を別の場所にうつして、車体についた血や肉片を洗い流すとすぐに走り出します。
ちなみに、電車で人身事故が起きると、運転士は短い警笛と長い警笛を組み合わせて「パパパパパパーン」という警笛をならします。これが人身事故発生の合図となり、この警笛を聞いた駅員たちはすぐに集まって事故の処理に当たります。