春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じって本当?
地球は自転軸を傾けて公転しているため、昼と夜の長さは毎日変化しています。「春分の日と秋分の日は地球の自転軸が太陽に対して直角になるので、昼と夜の長さ同じになる」ということを理科の授業でならったことと思いますが、厳密に言うとこれは間違いです。本当は夜より昼の方が長いのです。
これは太陽の光が大気の影響によって屈折するからであり、実際の日の出は理論上よりも早くなり、日没は理論上より遅くなるからです。日の出の時刻は、見かけの太陽が地平線から出た時とされ、日の入りの時刻は見かけの太陽が地平線に全て沈んだ時とされています。このため、春分と秋分の日ではあっても、昼の方が数分ながくなるのです。