なぜ?バラに刺がある理由
赤いバラには刺があるといわれます。慣用句として使われる場合には、「美人は思いがけず刺を持っているものだから、うっかり近づくと怪我をする」という意味ですが、実際のバラにも刺があります。
バラになぜ刺があるのかというと、一つは防衛のためです。ヤギや馬などの草食動物は色々な種類の植物を食べますが、バラは食べると刺が痛いので食べることができません。
もう一つは非常に高く伸びる野生のバラが上に伸びて行く手段として刺を使っています。高く伸びて行くバラは、樹木などに絡みつきながら上へ上へと伸びて行きます。その際にバラは、刺を樹木などに引っ掛けて伸びて行くのです。
刺が防衛手段になっていると言う事はよく聞くことですが、成長のためにも使われていたのです。