朝顔の名前の由来と起源
小学校の時に押し花などに利用したアサガオは、漢字で書くと「朝顔」となります。朝顔というのは万葉集の時代にさかのぼる名称で、もとは花の名前ではなく「朝の美人」という意味でした。また、当時キキョウの花が、朝に美しい花をつけることから「朝の容花(かおばな)」と呼ばれるようになりました。「朝の容花」が次第に「朝顔」と呼ばれるようになってきますが、当時はまだキキョウやムクゲをさして使われるものでした。
今の朝顔が伝わってきたのは平安時代のことであり、種子が生薬になるとのことで遣唐使が持ち帰ったのでした。しかしその花の美しいことが知られ、花としての人気が高まって、キキョウやムクゲに代わって「朝顔」と呼ばれるようになったのでした。