鉛筆の素材・原材料はアメリカの木
鉛筆に使われている木は必ず決まっています。アメリカのネバダ山中に育つヒノキの一種、インセント・シダーという木が使われています。鉛筆は木製なので、木なら何でもいいように感じるかもしれませんが、鉛筆に利用する木には「軽く、曲がらず、削りやすく、木目がまっすぐで、節がない」という5つの条件をすべて備えている必要があります。そのため、どのような木でもいいと言うのではなく、唯一インセント・シダーのみがこれらの条件を全て兼ね備えていたのです。
インセント・シダーは高さ40メートル、直径1.5メートルにもなる大木で、この木一本からなんと67万5000本もの鉛筆を作ることが出来ます。もし鉛筆が一億本必要になったとしても、インセント・シダーが150本もあればいいわけです。