なぜ?火星が赤い星の理由

なぜ?火星が赤い星の理由

火星は地球から比較的近い位置にある天体です。肉眼でも観察する事ができ、火星の色は赤みを帯びていることが分かります。このことから、火星は「火」を連想させるため「火星」という名前がついたのです。しかしなぜ火星が赤いのかと言う事は長い間解明されてきませんでした。

これが解明されたのは1976年です。アメリカの惑星探査機であるバイキング1号と2号が火星に着陸して土壌調査を行ったからです。土壌調査の結果、火星は岩と砂に覆われた星であり、その岩と砂は鉄の酸化物であることが分かりました。鉄の酸化物とはつまり赤さびのことであり、この色によって火星は赤く見えていたのです。

その後の探査によって、火星にはかつて水があったことや、今でも氷の状態の水があることが分かっています。