雨が雪に変わるのではなく、雪が雨に変わるのだ

雨が雪に変わるのではなく、雪が雨に変わるのだ

空からは雨が降ることもあれば、雪が降ることもあります。冬場に雪が雨に変わったり、雨が雪に変わるのを体験したことがある人も多いことでしょう。

では、この場合には「雪が雨になっている」のか、それとも「雨が雪になっているのか」という疑問が生じますが、一体どちらが正解でしょうか。

答えは「雪が雨になっている」です。はるか上空には雲がありますが、雲は水蒸気が上空で凝結したものです。この結晶が小さなうちは重力を無視して浮かんでいられますが、やがて結晶が大きくなり重力に逆らいきれなくなると地上に降り注ぎます。この時、上空は非常に気温が低いため、結晶は凍っている状態、つまり雪の状態なのです。

それが降り注ぐ途中で大気に暖められて溶ければ雨になりますし、溶けなければ雪として降り注いでいるのです。