なぜ?おたふく風邪で頬が膨らむ理由
「おたふくカゼ」は正式名称を「流行性耳下腺炎」といい、ウイルス感染で発症する病気です。「流行性耳下腺炎」の名前のとおり、おたふくカゼのウイルスは人体に入ると、耳の付け根にある耳下腺にはいって炎症を引き起こします。耳下腺に炎症を起こすことで、患者の頬が大きくふくらむこととなります。このとき、頬が膨らむのに伴って、頭痛、吐き気、高熱を伴い、悪化した場合には脳に影響する事もあるので要注意です。
「おたふく」とは漢字で書くと「お多福」であり、実にめでたい名前のようにも感じますが、実際には福などどこにもない厄介な病気なのです。その症状の重さもさることながら、感染力が非常に強いことでも知られます。免疫のない人にとっては、患者のせきやくしゃみをすこし吸いこむだけでも感染します。