味覚が鈍くなったら亜鉛不足が原因かもしれない

味覚が鈍くなったら亜鉛不足が原因かもしれない

味覚が鈍くなる、つまり甘さ、辛さ、酸っぱさ、苦さ、うまさなどを感じにくくなる人が年々増えています。これは食生活が影響しています。最近の日本人はカップラーメンやスナック菓子などをよく食べ、バランスのいい食生活を出来ている人が少なくなりました。

インスタント食品やスナック菓子などにはリン酸塩が豊富に含まれており、リン酸塩には亜鉛を体外に排出するはたらきを持っています。つまり偏食によって亜鉛不足に陥った人が味覚障害を起こしているのです。

舌にはピンクの粒があります。これを味蕾と言うのですが、味蕾の寿命は2週間ほどです。味蕾が生まれ変わるには亜鉛が必要なのです。

つまり、偏食による亜鉛不足によって味蕾の生まれ変わりがうまくいかずに味覚障害を起こしているのです。味覚障害を改善するためには偏食の改善と亜鉛の摂取、つまり貝類、アーモンド、納豆などの亜鉛を含む食品を食べましょう。