体内時計は25時間。24時間に調節するのは朝の光
仏教美術などで、額の中央に目が描かれており、これを「第三の目」と称します。これは実際に太古の昔、人間にあったものと言われています。この目は脳の一部に痕跡が残っている、「松果体(しょうかたい)」と呼ばれる部分です。哲学者のデカルトはこの部位を「魂の座」と呼んだとも言われています。
松果体は「目」とされていますが、実際には体内時計をコントロールする働きを担っています。朝起きて光を浴びると、松果体はメラトニンを分泌します。メラトニンの働きによって、私たちは目覚めることが出来るのです。
人が本来持っている体内時計は25時間と言われています。これを正しく24時間に調節するために、朝の光を受けた松果体はメラトニンを分泌しているのです。